このお話は以下の続きとなります。
未読の方は先にそちらからお読みくださいね。
「うっ…う……がっ!!くっさ!!」
「あはは笑おはよう」
「くっさ!!おえええ、ゴッホゴッホ、くさいぃ」
「超面白い笑」
「おい!誰だよ!!くさい!!ちょっとこれ取って!誰!だれなの!!」
彩は完全にパニックだった。
無理もない。起きた瞬間に激しい異臭。視界はブリーフを通して天井の明かりがぼんやり見えるだけ。
手足も、腰も首も完全に拘束されている。
顔に被されたものを自ら取り除くこともできない。
「だれ!!ちょっと!!なんだよこれ!!外せよ!!誰だおまえら!!!おい!!ふざけんな!くせえ!!なに被せてんだこれ!!」
理名さんも私も示し合わせたようにしばらく、咆哮しうろたえる彩を無言で眺めていた。
「外せよ!!おい!!カラオケの時の女だろ!!おい!!!誰だおまえ!!お前ら凛太郎の仲間か!?凛太郎はどこだよ!!出せよ!」
「あら。勘は悪くないのね」
「だれだよ!!くせえって!!」
抗いながら彩は必死に口で呼吸をする。
パフパフとブリーフの生地が浮いては沈み、沈んでは浮く。
「そんなに必死に呼吸して、お魚さんみたいですね笑」
「お前、カラオケの部屋にスマホ取りに来た女だな!!おい!ふざけんな!」
「S女を名乗ってるわりに随分オトコみたいな口調なのね。品のない女だこと」
僅かに動く歯科用の椅子から垂れ下がった脚をバタバタとさせながら彩は精一杯の虚勢を張る。
相手が誰だかわからない以上、ここでどれだけ迫力を出せるかを図っているのだろう。
「お前が被ってるのはとあるM男が毎日ガマン汁垂れ流し続けた、3日履きのブリーフだよ。良い匂いだろ?」
「ふざけんな!!!!!!何してんだおめー!!許さねーからな!!」
「許さないのはこっちだよ。クソが」
バコッ!!
「いったあああああい!!!!!!!!!!」
理名さんは右手を腕まくりして、彩の膀胱目掛けて勢いよく拳を叩き下ろした。
「おええええ!!!何すんだよ!!てめーどっちだ!!殴ったのどっちだ!!言っとくけどあたしの知り合いにはやk」
バコッッっ!!!!
「ふごおおおおおおお!!!!!!!!!!ぎゃあああああああ!!!!!!」
「殴ったのは私。名前は理名。お前みたいなインチキS女が大嫌いな女」
バコッッっ!!!!
「があ゙あ゙あ゙あ゙あああああああ!!!!!!」
「ねえ。膀胱殴られるのと、恥骨殴られるのどっちが痛い?」
やっぱりこの人、おっかない…
本編が面白かった方は告知ツイート・下の「いいね♡」ボタンをポチっとして頂ければ励みになります。
現在Sexual Revenge Clubでは小説についてのアンケートを行っています(第2弾)
回答はサイトの継続や各小説の投稿頻度の参考に致します。
お時間ある方は5分程度お付き合いいただければ幸いです。
(個人情報の取得はありません)
Twitterの個人アカウントもあります!よければフォローおねがい致します。
ライター凛:@rin_srclub
ライター理名:@SRclub2021
他の小説はコチラから
悲話(SM小説)
オールスター小説が読める!!ファンクラブはコチラ
Srclubのファンクラブ
よりハード、各話平均4倍ボリューム有料記事