このお話は下記の続きです。
未読の方は先のこちらをお読みください。
「 そ、その体がしびれて......な!!!なにしてるんですか!!!」
そこからは順一の想定外の連続だった。
女は乱暴に随一のベルトを外し、ズボンとボクサーパンツを一気にずり下げたのだ。
「な なにしてる!! や、やめろ!!」
見ず知らずの男と女に陰部を見られ、さすがに順一も大声をあげた。
命の危険を感じていた。
「うわwなんかこいつ小さえwっていうか包茎だし」
「おい、里緒。 やりすぎんなよ。とりあえず、車動かすぜ笑」
「りょーかいw」
男が車内で素早く運転席に移動して、エンジンをかける。
そこまでが順一が見た光景の最後だった。
「じゃ、包茎ちんこにお仕置きなwお前」
バチバチバチ
「ぎゃあああああ!」
ペニスの根元にベン型のスタンガンを押し付けた里緒は、勢いよくそのまま放電をした。
毛の焦げる匂いが車内に充満したが、 里緒は窓を少しだけ空けて満足げな顔をしただけだった。
『393』
バコっ
『ぎゃああああ!も、もうやめてくれえ!』
『394』
バコっ
『ふんぎゃああ!!!ホントに潰れちゃう!!やめてください!』
「う、うう・・・」
目が覚めた順一が最初に見たものは、モニター画面に知らない男が脚を極限まで広げられて里緒に股間を蹴られている映像だった。
「ひっ・・・ひぃ」
順一はすぐに自分が全裸であることに気付く。
そしてすぐに自分の股間に激しい違和感を感じる。
「うぅ、、な、なんで毛が・・・」
「おはよ。目覚めた?w」
「ああ、なんで・・・これ・・・」
「寝ている間に全部脱毛しておいてやったよ。特殊なワックスでw」
「う、、ぐ・・・な、なんで・・・」
ニタニタしながら近づいてくる里緒。
本能的に逃れようとした順一は、自分が全裸のまま拘束されていることに気付く。
映像と同じように脚を広げて固定され、両足首には見たこともない器具がつながれており、足と足の間には鉄製の棒がかましてある。
これでは脚を閉じることは叶わず、手は天井高く上げられたまま何かの器具で固定されていた。
「ひぃ!こ、こないでくれ」
「ぎゃはははwあたしはこうして目覚めたやつが恐怖におののいてる瞬間がたまんないw」
「こ、ここはどこですか!俺になにした?!」
「ここはとある場所の地下室だよw。んで、まだ何もしてない。パイパンにしただけw」
「ひい!なんで!なんでそんなこと!」
「はあ?w。毛があるとさ、スタンガン当てた時に毛が焦げてくせーんだ。だからだよw」
「ひいいいい!」
順一はようやく、自分がこの女の手でスタンガンをペニスに当てられて気絶したことを思い出した。
そして、今後も同じ場所をスタンガンで攻撃すると言われていることに気付く。
「あ、あの男は!?金髪の。」
「あん?拓海?拓海はいま飯食ってるよ、上で。」
「お、俺をどうするつもりだ?なんでこんなことをする・・・!!も、目的を言えよ!!なんでこんなことをs」
ガンっ!!!
「ぎゃああああ!!」
里緒は順一が話し終える前に、順一の股間に膝蹴りを入れた。
突き刺さった里緒の膝は順一の睾丸を押し潰し、経験したことのない痛みが順一の股間に伝わる。
「お前、立場わかってんの?お前に質問する権利なんてないんだよ」
ガン!!
「ぎゃああああ!!」
ガンガン!!!
「ひぎいいいいい!!!」
今度は3回連続で膝蹴りを順一に食らわせる里緒。
足を開かれたまま手足を固定されている順一は、その攻撃をかわすことも防御することも全くできず、100%のダメージを受けるしか無かった。
「はあはあはあ・・・もう、やめて・・・」
「お前、順一っていうんだな。かわいい彼女いるなw」
「な、、なんで・・・」
里緒がすずの存在を知っていることを不思議に思った順一だったが、里緒のシャツの胸ポケットに自分のスマホが入っていることに気付く。
指紋認証にはしていたが、自分が失神している間に指を使われたのだと悟る。
きっとやり取りしているLINEでも見られたのだろう。
そう思った順一だったが、この時に最悪の想像をする。
(ま、まさかデータフォルダまで・・・見られて・・・)
そしてその最悪の想像は見事に的中する。
「お前、最悪な彼氏だな?w。彼女の汚ねーパンツやストッキング。何枚データストックしてんだよwww」
スマホを奪われていたことに気付いた順一。
その中に入っている彼女の恥ずかしい写真の数々。
うん。最悪の展開。
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