このお話は下記の続きです。
未読の方は先にコチラをお読みください。
<セクシャルリベンジクラブ地下室>
「ん……ん………うっ……はっ!!今日は…何時出勤…ん……っ!!」
およそ2時間の強制的な睡眠から目覚めたアオイ。
寝ぼけたアオイはその覚醒が勤務日の朝だと誤認して、"自宅の" 目覚まし時計を探そうとする。
「うっ!!な、なにこれ!!!」
しかし、アオイの両手は固く縛られており、自身の腕が動かないことに気が付く。
そしてその拘束は、両足にも施されていることを認識するまでに時間はかからなかった。
半人前ではあるものの、仮にも拷問部隊のリーダーであるアオイ。
理名以外にも数々の怨みを買っているアオイは、自分が誰かに囚われたとようやくここで理解した。
1カ月前に拷問した男か、2週間前に拷問した男女4人か、はたまた敵対している組織か。
いずれにしても命の危機が迫っていることを認識したアオイ。同時に自身が女であることが、その恐怖を一層高めた。
……だが。
アオイはもっとも捕らえられてはいけない相手に、捕まっていた。
「はっ!!!ま、真菜!!!真菜!!!起きて!!!」
それまで向いていた方向とは逆を向いたアオイに、映る真菜の姿。
真菜は仰向けに寝かされているアオイとは対照的に、十字架のような磔台に立ったまま、両手両足を拘束され、ぐったりと目を瞑っている。
プリーツスカートのスーツ姿の真菜。
下品なほど真菜の脚が開かれて拘束されている事実が、これからアオイたちに起こる未来を暗喩していた。
「うっ………せ、せんぱ……い?」
アオイの声に気が付き、うっすらと両目を開けて辺りを見渡す真菜。
鉄製のベット。磔台。三脚の椅子。
謎のキャリーバックと趣味の悪そうなスロットマシーン。
薄暗い部屋は、灰色の壁で覆われており、不気味なほど外の音が聞こえなかった。
地下室かなにかなのだろうか。
真菜とアオイが同時にそう思った時に、部屋の隅に設置されている鉄製の扉が開く。
そこには数カ月前よりもややシャープな顔つきをした理名と、ニヤニヤと笑う里緒が立っていた。
「あら。もうお目覚め?二人とも意外と神経が過敏なのね」
「よー。アオイw」
「ひっ!!!!」
入室してきた人物に気が付き、それが理名だと気付いたアオイはすぐに怯えた声を漏らす。
拷問を生業にしている者にとっては、かつてのターゲットに捕まることは死よりも恐ろしい。
「だ!誰なの!!!あんたたちウチらを誰かわかってんの!!」
事情を知らない真菜。
真菜は裏社会の人間であることをアピールすれば、少しは脅しに使えると思った。
だが、相手は更に裏の人間である。
里緒は眉一つ動かさずに、真菜に話しかける。
「おwwwお前が真菜かーw。活きの良さはアオイの後輩って感じだなーw。どうもお前の先輩の里緒でーすww」
アオイ「り、里緒さん!!どういうことですか、、何でアナタがそっち側に…」
かつてはアオイと一緒に理名を拷問した里緒。
里緒はアオイと拷問をしながらも、裏では理名をギリギリのところで救っていた。
その事実を知らないアオイは、里緒がなぜ理名側に寝返っているのか全く分からない様子だった。
「そっち側もなにも、アタシは前から理名の味方なんだよ。あ、アオイ。お前に報告がある。この度アタシは "御社" を退職することにしましたw正確には昨日付け。来週には全社に通達があると思うからよろしく!色々世話になったなw」
「ちょ!ちょっと待ってください!!里緒ってS部隊の里緒さん!?」
アオイが里緒の退職に驚く間もなく、話に割って入る真菜。
真菜は会社のTOPエージェントたちで構成する少数精鋭のS部隊を知ってはいたが、その面々の顔と名前が一致していなかった。
「あ?そーだけど?ちなみに隣のボンテージ着たおっかなそうなお姉さんもお前の会社の先輩ですよw元だけどwなー理名」
「理名……と……里緒………。破壊したターゲットは500とか言われている伝説のR2……」
真菜はここまでの会話で、その理名が会社を辞める際に鉄の掟に従って激しい拷問をされたという噂話を思い出した。
同時に先輩であるアオイがその担当だったことも合わせて思い出し、自分が置かれている状況に危機感を募らせる。
「ま。そういうことだwどうやら事情を理解したみたいだなーw」
既に緊張で顔に発汗するアオイと同様に、事態を飲み込んだ真菜。
恐怖にかられた真菜は、仰向けに拘束されているアオイの顔を覗き込む。
アオイは真菜と目を合わせ、覚悟を決めた様にゆっくりと話し始める。
「ま、待って……り、理名さん…」
「なあに?」
「お、お願いがある…私は仕方ない。だけど真菜は関係ないでしょう……」
理名の知っているそれとは異なり、一番に真菜を気遣うアオイ。理名はニヤリと笑い、冷ややかな口調でアオイに語りかける。
「たしかにこの子は関係ないわね。私の性格からして無関係の子を拷問したりはしない。」
「だ、だよ……ね。ですよね……」
「うん。だから安心なさい。彼女は "変えない" から」
「か、変えない…?」
「ええ。あなたは今日をもって女としては終わるけど、真菜ちゃんはちゃんと "残してあげる" 」
「ひっ……!!」
「でね、アオイ。私の時も関係のない人たちが随分と巻き込まれたわよねー。亜美さんとか、里緒とかーw」
「そ、そんな!!!亜美さんを呼んだのはウチじゃないし!!里緒さんだって社長の…!」
「ふふ。真菜ちゃんは基本的にはギャラリーになってもらうから安心なさい。貴女がただ」
「ただ……」
「後輩の前で生き恥晒すだけ♡」
「ひぃいいいいいいいい!!!!」
「あと、今回の一件には依頼者がいるのよね。その依頼者はできるだけ貴女のプライドを粉砕するように言われてるから、そういう意味では真菜ちゃんも必要なのよねぇ」(※依頼者は理名自身だが…)
後輩を一緒に監禁することで、これから自分の身に起きる様々な羞恥に特別なスパイスを加える。
理名の言っていることの意味が理解できたアオイは、早くも大きな悲鳴を上げた。
真菜にとっては憧れの先輩であるアオイ。
アオイは真菜がいることによって早々に音を上げたり、謝罪をすることができなくなる。
そんなアオイの心理がわかるからこそ、真菜を一緒に拉致した理名の残忍さ。
真菜の性格とアオイへの尊敬は、この後アオイにとっては最悪の足枷となっていく。
◆次回
理名の壮絶な過去Ⅱ 復讐の三倍返し <4話>里緒の洗礼と3倍返しの真意
■シーズン1【理名の壮絶な過去。漆黒の三日間】
理名が後輩女社員に監禁拷問される衝撃の3日間!!
打撃、乳首責め、水責め…。そして理名を狂わせる激臭レズ責め、飲尿…。
■理名が主人公の別小説はコチラ!
■里緒が主人公の別小説はコチラ!
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