このお話は以下の続きとなります。
未読の方は先にそちらからお読みくださいね。
「こんばんは。M男です。お貢ぎしたいです。」
「はあいwまずは3k送信しよっかw」
「先程お送りしました。凛太郎です」
「あ。あれ?wちょっと!3万になってるよw桁間違えてんだけどw」
「すいません。気付きませんでした。せっかくなのでそのままお納め下さい」
「へえ。気前いいんだね w」
「はい。仮想通貨でかなり儲けてましてそれくらいなら余裕です笑」
「どんくらい勝ってんの?」
「まあ都内にマンション一棟ってとこですかね笑」
「マジ?wwすごーい♡とりま、お前今日から射精禁止ね。毎晩寸止めして報告入れとけ。気が向いたら返してやるわ」
「わかりました…」
単純な女ですね。本当。
金持ちを装えば簡単に媚びを売ってくる。
S女を気取ってる割に結局はM男に媚び売ってるわけですね。
ふふ。これは簡単に行きそうですね。
私はそれから1週間かけて毎晩毎晩いかにもムラムラしてるフリをした。
ことある事に彩は”バカにしてほしいなら〇〇円”とメッセージを送ってきた。
その度にお金を倍払うからもっとバカにしてほしい。
もっと積むから罵倒してほしいと私は返した。
”仮想凛太郎”はすぐにカモにされ、
1週間後には彩から「どう?ムラムラしてる?」と連絡してきた。
私は「ムラムラが限界です。お金払うから射精許可がほしいです」と返信した。
こんな女が射精管理を出来るはずもない。
まともにやったこともない女は、本当に限界まで焦らされた男のわがままや、甘えを知らない。
男の射精を管理し、
その行為を剥奪するということはそれだけ大きな責任とリスクが伴うものだ。
こいつがやっているのは管理と言う名のついた応対に他ならなかった。
「マジで?もう限界なの?w雑魚だなお前」
「はい…申し訳ございません…」
「いくらなら払えるよ?」
「たった1週間で限界を迎えた反省も込めて30万はいかがでしょうか…」
通常のM男ならここで「いくら払えばいいでしょうか」と質問を質問で返す。
私は敢えてここで提案できるM男を演じ、お金に余裕があることも合わせて匂わせた。
「あははw30ねw」
「も、もしくは…」
「もしくは?w」
「顔を踏んでいただければ50でも構いません」
「踏む?」
「はい。僕はかなりの脚フェチて…顔を踏まれながら射精に至るのが最高の喜びなんです…」
「踏むって言ってもどーやってだよw」
「彩様のご指定の場所に伺います。カラオケルームみたいな外から見える安全な場所や、漫画喫茶みたいな声を上げればすぐに聞こえる場所はいかがでしょうか…」
「へー。って言ってもあたし都内だよ?お前どこ住みだよ」
「僕は西麻布のあたりです」
「へえw西麻布ねえw」
西麻布はいかにもっぽかったかなぁ笑
まあでも、いくらでもリカバリーはできる。
「だめでしょうか…」
「いきなり会うってのはなー」
「そ、その…。もしお店が終わった後とか一日のなるべく遅い時間なら+10万更に払います…」
「へ?wなにそれ深夜手当ってやつ?w」
「い、いえ…その、遅い時間の方が彩様のおみ足が更に蒸れて匂いそうで…」
「なるほどねーw」
アタマの悪い女ですね。
遅い時間に会いたいってそういうことだってS女なら想像できそうなものなのに。
まあ、もっとも、私があとから追加で条件を提示したのには理由があった。
【会う・会わない】で迷っている彩に更に追加の条件を提示する。
これで彩は【遅い時間に会うか・早い時間に会うか】という選択肢が同時に脳内に入る。
これによって、【会う・会わない・遅い時間に会う】という3択になってしまうのだ。
つまり、66%の確率で凛太郎に会うということになる。
SMではよく使う手だ。
Aという厳しいことと、Bというきついことで選択を迫り、
奴隷に「拒否」という選択を薄くしてしまう。
こんなものはSMのいろはの「い」。
こういうことに気が付かないのもまだまだこの女がS女として未熟なことが窺える。
「へーwじゃあまあ、カラオケならいいよ」
「ありがとうございます!現役S嬢様に顔を踏んでいただけるなんてめっちゃ嬉しいです!」
ふふ。余裕ですね。
理名さん、教えの通り「チョロいと思わせて」、会う約束に成功しました。
チョロいもんです笑
こいつは人生最後の3択に失敗しましたね。
あと、用意されているのは地獄の2択だけ♡
まだ、しばらく凛視点ですよ?笑
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