このお話は以下の続きとなります。
未読の方は先にそちらからお読みくださいね。
「そうだ。 面白いこと考えた」
「え? 笑 なんですか? 」
「待っててね。 ちょっと一服がてら上に行ってくる」
「はい」
私は凛にその場を頼むと一度スタッフルームに戻り、 奥の部屋の倉庫を開けた。
赤、青、緑、紫など様々なメタリックな色をしたキャリーバックがそこには並んでいる。
そこから無作為に3つのキャリーバックを取り出した。
そしてデスクに戻りパソコンの画面を開き、
たばこに火を付ける。
調教前のこの一服が私は好き。
深く深く肺の奥に煙を入れながら、「どんな風に人生を終わらせてやるか」考える。
煙を吐き出すころには口元が歪み、 吐き出しづらい。
私は依頼主である秀一に事務所に来るようにメールを入れて、地下に降りた。
【お世話になっております。
セクシャルリベンジクラブの理名です。 ターゲットの捕獲に成功いたしました。
本来なら行わない業務ではあ りますが、今回のご依頼の熱意にお応えする意味でも、依頼者様とターゲットの直接のリベンジをご提案させていただきます。
本メールにお気づきの際は、 来所の可否と、 可能の場合は来所想定時刻をお知らせください。
また、大変お手数ではございますが、 併せまして来所可否に関わらず、本来ならM男としてS女彩にご所望されていたプレー内容・フェチ内容などをお知らせください。
せっかくの機会ですので経済的損失を鑑み、最大限の性癖の成就をスタッフ一同お手伝いさせて いただきたく勘案しております】
決して音が漏れることのない部屋。
扉を閉じる。
そこには歯科医院にある治療台の上に上半身丸出しの女とそれを見下ろす凛がい た。
「おいぃ!! 返事しろ!!これ、いい加減取れってば!! 臭いって!! 聞いてんのかよ!くっさいって!!!」
どうやら、一方的に彩が凛にブリーフと上履きでされた”事実上の覆面”を取るように訴えているようだった。
「おかえりなさい。随分と大荷物ですね。」
「せっかくだから色々とグッズを持ってきた」
「このクラブの道具ですか。 それは楽しみです。」
「期待しているようなものはたいしてないわよ。こいつみたいな似非S女でも店から支給されているのとさして変わらないと思う。 種類はそれなりに多いけどね」
「なるほど。 道具は何を持っているかより、誰が使うかの方が重要ってことですね」
「ご名答。さすがね」
「おい、なあ!!いい加減誰か教えろよ!! 店のことも知ってるって、ライバル店の子!!?」
「ライバル店? 広い意味ではそうかもね。 同じサディストでご飯を食べるから。」
「はああ? お前らがやってることはただの誘拐だろ!! 一緒にするなし。 あたしはれっきとした現役の女王様なの!!指名数も何度もNo1になってるんだよ!!」
「あなたのお店ってS専?それともMコースもあるの?」
「はあ?あるわけねーだろ!! 女王様しかいねーよ!」
「そう。それは残念ね。 MもSもあるところならM嬢として研修を受けたりするものだけど、あなたは自分の身を使ってM側の立場になっ たこともないでしょう。せいぜい簡単な縛りを覚えるときに一度縛られてみたことがあるくらいでしょうね。」
「当たり前だろ!! なんの必要があんだよ、それ!!麻痺とかのリスクの為に縛りだけ教われば十分でしょ!!」
「一流のSになるなら、 一流のMになるのが一番の近道よ。 提供する側なら、受給側の気持ちを知るのはビジネスでは常識でしょう」
「は?何言ってんの? M男なんて若い女に、 顔踏まれたり、ガンキ(顔面騎乗)されてりゃ喜ぶんだよ!お前なんて何も知らなーだろww知ったような叩くなよwまったくw」
「理名さん? さっきのやってみていいですか? 私も」
「ん?さっきの??」
ばこっ!!
「いってえええ!!!」
凛は私の質問に答えぬまま、突然彩の恥骨を思いっきりグーで殴る。
「うわ。 結構こっちも痛いですね、これ笑」
「そりゃ痛いわよ。 恥骨って結構硬いからね。そういう時はこうやるの」
ガンっ!!!
「いいい!! いったいいいぃぃ!!!!!」
私は履いていたヒールの裏で、 彩の股間を押しつぶすように蹴った。
彩が履いていた白色のパンツは私の靴裏によってくっきりと三角形の汚れが刻印された。
「うわ笑 足跡くっくり笑。 よかったですね、 記念になりましたよ?」
「ふざけんなああ!!このズボン高かったんだぞ!!」
「大丈夫よ。 どうせいま汚れがついちゃったところはあとで切り取ってあげるからね」
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